恋愛成就
愛麗は、少しずつ回復していった
退院する時には…もう、ちゃんと許すって言ってたし。
まだ…身体はきついらしいけど。
車椅子で行動しろと、医者に言われたらしい

「蓮琉さんに押してもらうなら…いいかも」

「なんだと?…まぁ、愛麗が笑えるならいいけど」

「なんですか…それ。」

そういえば、ひとつ解決したから忘れてたけど…
愛麗の兄貴に説明する必要あるよな。
まぁ、どんな感じになるかは大体予想がつくんだけど。
なんで、こうも仲悪いの??

「愛麗、あのさ…お前の兄貴の事何だけど」

「ん?あ…」

「ちゃんと、説明する必要あると思うけど」

「…いいです。それは」

「何で?…それも解決すればちょっとは重荷が減るだろ」

…そうだけど、って言ってる
だけど、解決したいんだろ?本当は
こっちが勝手にやっていい事でもないからな
あいつの同意があった方がいいだろ。

「愛麗?…考えといてくれるか?
俺が話すから。な?」

「…私、何も言われないですかね?」

「言わせないようにするから。」

多分、兄貴は話して欲しいんだと思うから
仲良くさせるのはちょっと難しいけどきっかけは作れそうじゃん。
なんて、都合よく行くのかな?
わからないけどね。

「じゃあ…家に来てください。」
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