恋愛成就
「何、ジロジロ見てんの。見せもんじゃねぇよ…ったく、何が面白いんだよ」

「…可愛いですよ。行動が((笑」

「なんだよ、愛麗!」

「…蓮琉さん、そんなに緊張しなくても」

緊張してねぇし。なんて言ってるけどしてるよね?してないわけないでしょ
バカなの?…楽しいけどね見ているこっちは。
お兄ちゃんも、笑ってる…、久々に見たな笑っている顔。

「…愛麗、朔」

「お父さん!」

「親父、また機嫌悪そうに」

「大丈夫だ。それと、君か…愛麗の恋人とかいう奴は」

…そんな言い方しなくても。
蓮琉さん困ってるじゃん

「佐久間蓮琉と言います。」

「蓮琉…か。率直に聞く。
君は、愛麗と結婚までし、愛し続ける事をここで誓えるか?
まだ、愛麗が学生だからと遊びとは言わせないがな」

「遊びとか、考えてません。
僕の方から頼み込んで、付き合ってもらったんですから。
その分幸せにしない限り、別れるなんて無理ですし。
お互い、今好きだという事がわかっていますから。
それに…真剣に結婚を前提にお付き合いしたいと。
結婚が、早くしたいとかそういう事じゃないです。
いずれ、する事が出来る…そう思ってます
僕はしたいんですよ、愛麗さんと。」

…蓮琉さん
そんなふうに思ってたんですね。
なかなか、そんな事話さなかったのに。
考えていてくれたんですか。
嬉しいです

「愛麗は?…どうしたい」

「…蓮琉さんしか、考えられない。
翔惟くんから守ってくれたのも蓮琉さんだし。
私は、蓮琉さんが大好きだから!」

「それなら、好きにしなさい。」

…ってことは、いいんだよね?
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