恋愛成就
「…ごめんね、愛麗ちゃん。
なんで、こうなってるかは私にもわからない」

ですよね…紗桜さんにもわからないとなると、お兄さんにでも

「悪いけど、俺もわからないから」

「…えー」

何で、蓮琉さん何があったんですか。
私、すごく心配なんです。
蓮琉さんが、ここまで甘えるというのもないことだったから。
本当に何があったの?

「…蓮琉さん、あっちで座りましょう」

「おう」

「…私は蓮琉さんの彼女です。
何があったかなんて聞きませんけど。
心配なんです。蓮琉さんが元気じゃないと私まで元気なくなっちゃいますよ。」

「…俺と、愛麗は5歳離れてるわけで
お前が、冷めちまうと思った…から
なんて、思い始めたら離れたくないし
だからさ…こうなったんだ」

…そうなんですか。
不安材料は私だっていうことですね

「…好きなさせたの誰ですか。
好きにさせたんですから、責任とってくださいよ。」

「おう…さっきはごめんな」

「あ、蓮琉さん…これどうぞ。」

「ん?開けていい?」

マフラーと、手袋を手に取って
笑顔で…蓮琉さんはありがとうと言ってくれた

「これ、かっこいいな。新年1発目からつけるね!」

「お願いします」

新年の蓮琉さんを楽しみにしてますね。

「じゃあ、時間も時間ですし。
家に帰りますね。あ、蓮琉さんは仕事に戻って」

「送らせて」

「…紗桜さんに怒られません?」

「その時はその時だよ。」

…蓮琉さんらしいかもね。
送ってもらい、蓮琉さんは戻っていった
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