恋愛成就

敵!?

お正月は蓮琉さんの家で過ごした。
だって、お兄ちゃんお父さんのところに行っちゃって。
連れてってくれなかったから。
その分蓮琉さんといれたけどね。

「…三学期始まっちまうな。
このまま愛麗といたいよ。俺は」

「…どちらにしろ、ここに来ますから」

「わかってるし、そんなこと。
でも、お前に触れていいのは俺だけだ」

「いや、誰も触れてこないだろ!」

新年明けて気づいたこと。
こうやって、タメ口で蓮琉さんにツッコミを入れてる事
少し言葉遣いが変わったこと

「…お前モテてるのわかんねーの?」

「いやいや、どちらかと言えば…嫌われて」

「…お前がさ、居る学校の生徒がさ
愛麗の話してて。聞いてたら…可愛いとか言ってたぞ」

…そんなわけないよ。
絶対ないから…蓮琉さんが私に毎日好きだと言ってくれているけど。
他の人はそんな事思ったことないと思いますけど

「…明日には帰るんだろ?明日は、」

「蓮琉さん?」

「明日は、そっちに泊まっていいか?」

「お兄ちゃんがいいなら…いいと思う」

じゃあ、聞いとくと言っていた。
多分OKしてくれるとは思うけどね。
だって、じゃなきゃ私を置いてお父さんのところなんかいかないもんね。
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