恋愛成就

｢…俺、うざくない？｣

｢いきなり、どうしたんですか？…私がそう思うと思います？｣

｢最近、お前に甘えすぎてる…バカだろ。何で、彼女に甘えてんの？普通逆じゃん…｣

｢そういう蓮琉さん…可愛いから私は好きですよ。｣

｢…優しすぎんだろ。愛麗、俺もっと甘えるかもよ？｣

｢全然いいですよ。だってかっこいい蓮琉さんとは違ってて私、嬉しいんです｣

そう私が切り出せば…蓮琉さんは目を見開いて、驚いた顔で…何が嬉しいの？って聞いてきた

｢…最初は、かっこよくて色々出来て頭が良くて私にとっては完璧な人という風に見えてました。でも、それだと距離が遠いんです。近づけない…差が縮まることは無い
だから、こういう感じの蓮琉さんを見れたのは私にとってはうれしい事なんです｣

更に強く抱きしめてくる…ありがとう、と言って。蓮琉さん…私からもお礼を言わせて。ありがとう、そしてこれからもよろしくお願いしますね。

｢…あー、愛麗と離れることはもう出来ない。別れたいとか言わせないからな！｣

｢言いませんから。…ずっと離さないでください。｣

…離せないよ私だって。責任とってくださいよ！蓮琉さんが私を惚れさせたんですから！！