♡溺愛boy×鈍感girl♡


なんて、他愛のない話をしているうちに学校に着いた。




昇降口にクラス分けの表が貼ってあって、その周りにはたくさんの人だかりが出来ていた。




「すごい人ね・・・。」




風香が思わずそんな声を漏らす。






「まだ時間あるし、私はもう少し空いてから見に行こうかな・・・。風香はどうする?」



風香、クラス替えすごい楽しみにしてたから一緒に待たせちゃうのも悪いな・・・。


そう思った私は風香に聞いた。



「あたしも一緒に待つ!」



見に行きたいはずなのに笑顔でそう言ってくれる風香は、本当に優しいと思う。



そうしてすこし遠くのところで待機していると昇降口周りの人達は




「キャー!!やばい!同じクラスだー!よろしく~!」



とか、




「最悪・・・。絶対今年こそは彼女と同じクラスになりたかったのに・・・!」




などいろんな事を言ってる人がいた。





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