♡溺愛boy×鈍感girl♡
4章 手紙と先輩と。
朝です。今日も眠い・・・。
いつも通り風香と他愛のない話をしながら登校していた。
学校に着いて、靴箱を開けると白い封筒の手紙が1通、目に入った。
靴箱に手紙って・・・。用があるなら直接言ってくれればいいのに。
・・・名前は書いてないなぁ。
「え、なになにラブレター?これまた古典的ね!!」
きゃ〜!と風香が盛り上がる。
「ラブレターって。私がもらえるわけないよっ」
(この子、何回告白されれば自覚するのかしら・・・。)
「もう!すみれったらもっと警戒しないといつか食べられちゃうわよ!」
え、私は食べられないよ・・・。
首をかしげる私に、「〜っ。かわいいんだから!」と言う風香だった。