♡溺愛boy×鈍感girl♡
そう。今日は始業式で俺らは3年生になる。
高校に入ってからあっという間に2年間経ったけど特に思い出は無くて、俺は毎日女遊びと合コンをしながら過ごしていた。
蒼衣と2人で登校していると、2.3人のグループの奴らと途中の道で会い、一緒に登校した。
学校に着いてクラス表のある昇降口に向かっていると、突然知らない複数の女の子達に名前を呼ばれて、気づいたら押し寄せられていた。
勢いに押され、思わず後ろに下がると俺の後ろにいた俺より20cmぐらい小さい女の子にぶつかった。
女の子が持っていた携帯が吹っ飛び、勢いよく地面に叩きつけられた。
ゴンッと鈍い音がなって、これはやっちゃったかなーなんて思っていると
『わわっ大丈夫純恋!?』
と、その女の子と一緒にいたショートでふわふわの髪の毛の子が携帯の持ち主の子の名前を呼んだ。
ん、純恋・・・?なんか聞いたことがある。
そういえば、ものすごく可愛い女の子が2年生にいるらしくて、3年の中で噂になってた子だ。あだ名は確か『桐姫』だったかな。