ブレスフル クリスマス
謙司さんと出会った時のことから
あの日、聡たちと会って惨めな気持ちになったけど
謙司さんが助けてくれたこと。
それから、謙司さんに話せてスッキリしたこと・・・。
「なにそれ!?めっちゃいい感じやん!!」
まきちゃんがすごい興奮してる。
「ほんで、どうしたん!?」
「どうって・・・?」
「好きとか付き合おうとか!!」
「そんなんないよぉ~」
「ほな、メールは?毎日してんねんやろ?」
「してへんよ、アドレス知らんし」
「んじゃ、電話?」
「電話も知らん」
「はぁ!?なんでよ!!?」
「なんでて・・・」
思わず、苦笑い。
「そんないい人、鐘鳴らして太鼓叩いて探したかって、そう見つからんで!なんで連絡先も聞かんのよぉっ!!?」
なんか・・・まきちゃんがすごい悔しがってるみたい・・・。
そうはゆうてもなぁ・・・。
あっ、連絡先ゆうたら・・・
「名刺はもらったで」
財布にお守りみたいに入れてた謙司さんの名刺をまきちゃんに見せる。
「携帯の番号書いてるやん!」
確かに
謙司さんの会社の電話番号とFAX番号の下に
携帯の番号が書かれてあった。
「あー・・・それ“ビジネス”やわ、仕事用・・・」
「ほんなこと、分かってるわ!仕事のんだっていいやん、アンタ次第で連絡取れるってこと!」
私次第・・・。
「それはないわ」
「なんでアンタはそんな後ろ向きなん?」
まきちゃん、少し呆れ顔。
「後ろ向きとかじゃなくて、お互いにそういう対象じゃないってこと」
私が毅然としてそう言うと
「・・・そんなん言われたら、どうしょうもないやん・・・・・・」
まきちゃんが残念そうに黙った。
あの日、聡たちと会って惨めな気持ちになったけど
謙司さんが助けてくれたこと。
それから、謙司さんに話せてスッキリしたこと・・・。
「なにそれ!?めっちゃいい感じやん!!」
まきちゃんがすごい興奮してる。
「ほんで、どうしたん!?」
「どうって・・・?」
「好きとか付き合おうとか!!」
「そんなんないよぉ~」
「ほな、メールは?毎日してんねんやろ?」
「してへんよ、アドレス知らんし」
「んじゃ、電話?」
「電話も知らん」
「はぁ!?なんでよ!!?」
「なんでて・・・」
思わず、苦笑い。
「そんないい人、鐘鳴らして太鼓叩いて探したかって、そう見つからんで!なんで連絡先も聞かんのよぉっ!!?」
なんか・・・まきちゃんがすごい悔しがってるみたい・・・。
そうはゆうてもなぁ・・・。
あっ、連絡先ゆうたら・・・
「名刺はもらったで」
財布にお守りみたいに入れてた謙司さんの名刺をまきちゃんに見せる。
「携帯の番号書いてるやん!」
確かに
謙司さんの会社の電話番号とFAX番号の下に
携帯の番号が書かれてあった。
「あー・・・それ“ビジネス”やわ、仕事用・・・」
「ほんなこと、分かってるわ!仕事のんだっていいやん、アンタ次第で連絡取れるってこと!」
私次第・・・。
「それはないわ」
「なんでアンタはそんな後ろ向きなん?」
まきちゃん、少し呆れ顔。
「後ろ向きとかじゃなくて、お互いにそういう対象じゃないってこと」
私が毅然としてそう言うと
「・・・そんなん言われたら、どうしょうもないやん・・・・・・」
まきちゃんが残念そうに黙った。