FOUL GAME
華とはそう言って別れたけれど、
なんとなく麻さんが気になってしまい
私は眠る前に電話をかけてみた
--♪〜♪〜♪
『ん、どしたー?』
そういえば、
麻さんに電話するの初めてだな、
電話の声がいつもと違う人みたいで
少しドキッとした
電話の奥で、
店の中のような雑音が聞こえる
「あ、外ですか?
遅くにすみません」
『いやいや全然、飲んでただけ!
どしたん?急に』
「や、なんか、
今日麻さん元気なかったなあ
って」
『そう?心配してくれたん?』
「まあ、気になって、、」
『いい子だなあ!
ありがとね、でもダイジョブだよ』
「そですか?ならいいですけど」
『まあちょっとだけしょげてたけど、、
たった今、元気になった!』
「あはは、それはよかったです」
麻さんは、
こういうお調子者なところがある
でもこういう麻さんに戻ってよかった
わたしは少し安心した