ぼくらの夏休み
「私はあんたたちに任せるよ。どうせ店開けててもあんたたちくらいしかこないだろうし」

そんなんでいいのだろうか?
去年も俺達と遊んでたような気がするし。
まあ、本人がいいと言うならいいのか。

俺はカフェオレを飲んだ。

突然、良太が

「よし、んじゃどこか行くか。どこ行く?」

このあと遊びに行く場所を決めようと切り出してきた。

「カラオケじゃなかったのか?」

「カラオケでしょ〜」

「そうだったっけ?」

自分から言い出しておいてなんちゅうんだ。

「あっ、よかったら絢さんも行きませんか?」

俺は絢さんを誘った。
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