ぼくらの夏休み
「悠治ー!できたよー!」

絢さんの声が下から聞こえた。
こっちもちょうど終わったところだった。

「わかりましたー。こっちも終わったのでちょっとみてください」

「はーい」

下の階からドタドタと走ってくる音がした。

「おぉー、ありがとうねっ」

俺が座ってる後ろから絢さんがパソコンを操作してきた。
なんつぅーか、やっぱり女っぽくないな。

「よし、完璧じゃん♪んじゃ、下でお昼食べよっ」

そう言ってまだドタドタと走って行った。

騒がしい人だなぁ。
俺も後をついて下に降りて行った。
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