ぼくらの夏休み
「あんたらどうするのー?もう夕方だよ?」

携帯を出してみたら16:35とでていた。

「どうする?」

「帰るしかなくね?」

「そうだよな」

「あっ!」

突然、絢さんが何かを思い付いたように言った。

「いまから悠治の家に行こう!」

俺はポカーンとしてしまった。

「なんで俺の家なんですか?」

「だって行ったことないしー」

確かに、良太と優汰は何度かきたことがあったが絢さんはきたことがなかった。

「悠治は謎すぎる!だから突撃!お宅訪問だ!」
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