ぼくらの夏休み
「ありがとうございました〜」

俺と良太は片手にチューハイやらジュースやらが入った袋を持って歩いていた。

「悠治って勉強しかしてなさそうだよね。なんかそんなイメージしかないよ」
「いや、こいつ本当はオタクですよ」

「お前に言われたくない!」
確かにパソコンやゲームはあるが良太みたいにオタクじゃない…と思う。

「ふむふむ。まあ、悠治がオタクだって私は構わないよー」

「なんで!?俺は!?」

「良太のは濃から嫌だ。悠治はそこそこかっこいいけど良太はなぁ…」

絢さんは目を逸らして言った。
そんな俺の謎を解明してるうちに家に到着した。
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