ぼくらの夏休み
「ただいまー」

「おじゃましまーす!」

絢さんと良太の声が被った。
家の奥からは母さんの声がした。
父さんはまだ帰ってないらしい。
俺は台所に行き母さんに絢さんを紹介した。

「なんもいらないから。コンビニで買ってきたし」

「あら、せっかく準備してたのに」

俺の後ろにから絢さんの声がした。

「むっふー♪おばさまのお料理食べてみたいです!」

「あらそう♪それじゃあ持って行くわね」

絢さんていろんな声色だせるんだ…
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