ぼくらの夏休み
案の定、良太の予想は外れた。

「ほら、なんもないじゃん」

良太はなぜか悔しがっていた。

「それより開けようよ!私、もう飲みたくて我慢できない!」

コンビニの袋から俺と良太にコーラを渡して絢さんはチューハイを持った。

「カンパーイ!!」

蒸し暑い夏の夜に、ある一軒家のある部屋から男2人と女1人の声が響いた。
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