ぼくらの夏休み
「小山内くんもここ受けてたんだ」

「ん、まぁ」

椿ちゃんも受けてたのか。
優汰のことでなんか聞かれたりしないか心配になった。
正直、他人の色恋に首を突っ込みたくない。

「優汰と連絡つかない」

やはりきた。
昨日、優汰のやつ携帯の充電器持ってきてなかったから電池が切れたんだろう。

「…優汰なら俺の家で熟睡してるよ」

「また集まって朝まで遊んでたの!?信じらんない!もう!」

やっぱりこうなったよ…
疲れるから嫌なんだよな…

「帰りに俺の家にくればいいさ。寝てるだろうし」

「そうします!」

そんな話しをしているうちに講師が入ってきた。
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