ぼくらの夏休み
「…それじゃあ今日の講義は終わりです」

やっと退屈な時間が終わった。
よし、帰って遊ぼう。
俺は急いで駐輪場に向かおうとした。

が、

「小山内く〜ん。優汰のところに連れていって」

そうだった…
椿ちゃんがいたんだった。
椿ちゃんを自転車の後ろに乗せて家に帰ることになった。

理科系の俺にとっては人を乗せて自転車をこぐのは大変だった。

「ほらほら、頑張れ〜」

ただ乗ってる分際でいいですこと…
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