ぼくらの夏休み
「加持ー、夏休みは遊んでばっりいるなよ」

良太が落ち込んで俺の所へやってきた。

「悠治〜…」

机にうずくまって「あぁ〜…」って言ってる。

「次、古内〜」

「は〜い」

優汰はいつもぽわーんとしている。
それが可愛いのか女子にモテる。
そんな俺は普通のどこにでもいる“高校生”だった。
勉強も普通だし運動もできる方じゃなかった。

「悠ちゃ〜ん。なんか撫でられた〜」

教師にも優汰はモテるらしい。
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