いつもは、何分か部屋の隅でたっているだけなのに今日は落ち着いていない。




水が満たんにはいったコップを何度も見つめてる。




黒の手に収まったコップの中、氷がカランと音をたてて溶けていく。




寂しそうな音がした。





ガタン



黒が私の視界の隅でバランスを崩した。




「だ、大丈夫ですか?」





頭を抱える黒はうなづく。




こちらをちらりと見るが、目線をすぐ逸らす。



その、
一瞬

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