「どうしよう。これから」




白い部屋は、私の言葉を呑み込むだけ。





黒が無くなって独り。




寂しいのか、よく分からない。




ただ、孤独を感じていた。





何もすることないなー




ぐるぐると部屋を歩き回る。




思えば、この部屋はベッドと机とトイレ、お風呂場しかない。





テレビなどの娯楽がない。





「…むむむ暇」




独り言も悲しくなるだけだと分かって、口を開くのを止めた。





外に出たい





心を揺らす。





でも、同時に心を痛める。




ダメだと叫んでる気がした。




サイレンが鳴る。



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