僕等の居場所。もう1つの家。
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和貴へ


はじめに、ありがとう


和貴は、1番頼りになったし。


あとね、あたしにとってはいい思い出だけど、


先輩に殴られた時。


みんなが心配してくれて嬉しかった。


あと、あの日、あたしが和貴の部屋で転んだ時。


あれも面白かったよ。


初めての体験、みたいな?


そんな和貴は、これからも和貴でいてね。


あたしにとって、最高のお兄ちゃんだから。


大好きだよ。


亜依より



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亜『はい
和貴・・・元気でね』


和「・・・うん」


亜『最後くらい泣いてもいいよ?』


和「・・・大丈夫
亜依の前だから」


亜『そっか』



亜『最後は・・・慎也だね』
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