闇華


たどり着いたのは海だった

俺は冷静だった

逃げるのも抵抗はなかった

普通ならきっと母親の元から

離れないんだろう

でも俺は母さんのごめんなさい

あの言葉で絶望した

それ以外にも前母さんの日記を見た時

産まなきゃ良かった、色んな事を書いてある

日記を見たことがあった

その時は何のことだかわからなかったけど

今やっとわかった、アレはオレの事

だったんだと……


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