今日も私はついてない。
腕を振り回して走っていたためバックを放り投げてしまったのだ。

あっ、と気づいた時にはもう遅く、強面の先輩の顔に吸い込まれていった。
そしてそのまま私は先輩とその取り巻きに無言で引きずられ、校舎裏でリンチ?に合っている。


「ほんとに申し訳ないです…」

『ゴメンで済んだら警察いらねんだよオラァ!』

「ヒィ!」

ドンっと壁に手をつかれて行き場をなくされる。っていうかほんとに警察呼んでたらこの人が捕まるんじゃなかろうか。
顔怖いし、見るからに不良。
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