私の嘘を完成させて
さっきと同じ挨拶をして
同じように挨拶の品を差し出す。
「これ、つまらない物ですけど。」
尚人さん2度目のごめん。
「あぁ。宜しく」
不機嫌に返事をされるかと思ったけど
今度は安心する声でその袋を
受け取ってくれた。
「では。」
早急に部屋に戻ろう。
と。思ったのに
なぜか私の腕を掴む銀髪
「えー一緒に飯食おうぜー」
「お前ほんと美人には目がないよな」
「だってこれからちょくちょく
顔合わせるんだから
仲良くなっとかないと」
「俺も俺もー!」
…うざ
初対面なのにここまで
図々しいのはある意味尊敬する。