私の嘘を完成させて
「おい。聞いてんのかよ」
「はぁ…もういいよ。
勝手にすれば?」
私は折れた。
「素直じゃねーな」
「大きなお世話です。」
迷惑なはずなのに
嫌なはずなのに
繋がられた手は温かくて
心地良いと思ってしまうのは
気のせい?
でもこの人達と一緒だったら
残りのカウントダウンを
楽しく過ごせる気がした。
いいよね?
「…彷徨」
「ん」
「…ふつつかものですが
生徒会の仕事頑張ります。」
「はっ。なんだそれ。」