私の嘘を完成させて
仕事を片付けましょう。
って…
「いないんかい」
気合を入れてドアを開けたものの
そこに人の姿はない。
屋上のプールはライトアップされていて
夜でも泳げるようになっているみたい。
でもそこに泳いでる人なんか
いなくて…
南の島って言っても
夜はやっぱり肌寒く感じるし
泳ぎたい人なんかいないか。
…てゆーか
「早く来てよね…」
一瞬部屋に帰ろうかななんて
考えていると
「神田さん」
ドンッ!!
「うわっ」
バシャンッ!!
その声に振り返ろうと
した瞬間…
思い切り突き飛ばされて
プールにドボン。
最悪だ…