私の嘘を完成させて
「どうした?嬢ちゃん」
「新。皆いる?」
「彷徨は風呂で海は爆睡。
愁はくそ野郎共の処理。
栄斗はどっか行った。」
という事は今は新だけ。
「腹へったか?」
そういう新はお兄さんみたいで
なんだか少しホッとする。
「ううん。大丈夫。
それより…明日の自由行動なんだけど…」
「あぁ。海が楽しみにしてた。」
「うん…それなんだけど…
明日は堀さんと回ってもいいかな?」
「…愛菜と?」
少し驚いた顔をする新たに
話を続ける。
「うん。ゆっくり話しようと思って。」
「ふぅん。りょーかい。」
「ありがとう。
じゃあそれだけだから。」
「南那」