私の嘘を完成させて
南那side

コーヒーを飲み終わって
ロビーを歩いていると

「あ。」

前から歩いてくる
栄斗と堀さん。

思わず彷徨と目を合わせる。

そして私の前に来た
栄斗は

「悪かった。」

頭を下げた。

堀さんに目を向けると
優しく笑っていて
その光景が上手く行ったと
物語っていた。

「ねぇ。栄斗。
私、栄斗が大きな声で
堀さんに愛を叫ぶ所見たいな」

「はぁっ?!なんでお前っ!」

ニヤニヤと言う私に
顔を真っ赤にす栄斗。

「あー!確かに久々に見たい!」

「いいね。言ってよ。」

「今度おススメのラブホ
教えてやるよ」

皆にからからかわれる栄斗は
見た事もないくらい顔が真っ赤。

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