私の嘘を完成させて
ガチャ…
控えめにドアを開けて
少しだけ顔を出す。
「お。やっと出てきたな。」
なぜ…
この間会った全員がここにいる?
「なんですか…?
こんな朝早くから」
「学校行くんでしょ?
一緒に行こう。」
眼鏡さん。
そんな優しい笑顔で言われても…
そんな事より…
「あなた達はなんで制服を
着てるんですか?」
絶対大学生か社会人だと思っていた
人達は皆ブレザーの制服を着ていた。
着崩しすぎだけど…
「だって俺ら高校生だし」
黄色の髪の毛があくびをしながら
答えてくれるんだけど…
まじか…