私の嘘を完成させて

そしてDVDを見て
ある事に気付く。

「ねぇ。彷徨…」

「あぁ。」

名前しか呼んでいないのに
分かったような口ぶり。

いや。彷徨はきっと
分かっている。

何しろ南那ちゃんに
ゾッコンだから。

女に一切興味を示さない
彷徨がここまでになるなんてな。

さて、

「どうする?」

「…様子見」

「了解。」


俺はとりあえず
調べまくるかな。

尚人さんには悪いけどね。

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