私の嘘を完成させて

私屋上でゆっくり
過ごせた事あったけ?

いつも誰かに
邪魔される気が
するんだけど。

「いてぇだろ。」

痛い?何が?

何にも痛くない。

「もう…誰も入ってこないで。」

これ以上乱さないで。

私は私でいたいのに…

「頭痛くなってきた…」

思わず廊下にしゃがみ込む。

「大丈夫?」

顔を上げると見た事もない顔。

「具合悪い?保健室行く?」

誰だろ。


< 219 / 402 >

この作品をシェア

pagetop