私の嘘を完成させて
俺は同じ学校の女とは
遊ばない主義なのー
とか言っていたけど
無視しといた。
「夏休み中体動かしとかないと
鈍るから気を付けよー」
ピョンピョン跳ねながら
「南那ちゃんジョギングしよー」
とか言う海はやっぱり可愛い。
ジョギングはしないけど。
「私参加したくないんだけど。」
ジョギング云々よりも
何より原点はそこだ。
「俺らだってしたくねー!」
「まぁ、仕方ないね。
尚人さん発案だし。」
生徒会は権限持ってるんじゃ
ないんですか・・・?
なぜそこ尚人さん?
そしてなんて面倒くさい
イベントを考えてんだよ。
「お前らが必死で
逃げる姿をただ見たいだけ。」
と後々聞いたふざけた理由に
殺意が芽生えたのは言うまでもない。
とりあえず…憂鬱。