私の嘘を完成させて

「怪しまれるから私は
とりあえず戻るけど…
あのままだと皆
探し出すだろうから
メールでもしとけば?」

「…うん。そうする。」

「適当にベッド
使っていいからね。」

「…南那ちゃん。」

「ん?」

「明日…あ。今日か。
もっと不愉快な
思いさせちゃうかも…。」

不愉快?

なにそれ。

聞くの嫌なんだけど…。

「…じゃあ楽しみに
しとくよ…。」

そう言って部屋から出る。


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