私の嘘を完成させて

こういう彷徨みたいな
タイプは寝起きが悪そう。

だけど案外あっさり
起きてくれた。

次は栄斗。

「栄斗。起きて。」

ポンポンと栄斗を叩くと

グイッ!

「…は」

何が起こったか。

いきなり腕を掴めれて
引っ張られたと思ったら
何故か栄斗に抱きしめられてる。

そして

「んー愛菜ー
すきだぁ・・・」

あぁ。私と堀さんを
間違えてるわけね。

「愁ー」

少し離れた所にいる
愁に助けを求めると

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