私の嘘を完成させて
しかもかなり勢いよく…。
うわぁ…痛そう…
「いきなり何すんだ!
かな、た…って。え?
何怒ってるんですか…?」
「良い目覚めか?
南那の事抱いて。あ?」
「え・・って。えー!!」
やっと状況を飲み込んだ栄斗。
私の事を急いで離して
アタフタする栄斗に
ジリジリと近づく彷徨。
「ちょっと待て!落ち着け!
俺は夢を見てただけでっ…!」
「南那ちゃん。こっちおいで」
「おい!俺を見捨てるな!
彷徨!話せば分かる!!」
その後は栄斗の悲鳴を
聞きながら朝食を食べた。