私の嘘を完成させて
俺は俺のままでいいか。
なんて思ってた矢先の事。
放課後の教室で
彷徨達ではない
友達と話してた時。
「海~お前愛ちゃんと
幼馴染なんだろ?」
「うん」
「ほんとにそれだけかよ!」
登下校も一緒で
家に来たり行ったり。
クラスは違うけど
廊下で会えば普通に
話している俺らを
からかう奴等なんて
いっぱいいた。
けど、好きなのかと
聞かれると…
「好きじゃねーし」
中学2年生なんて
ガキで・・・
愛との事を言われると
恥ずかしくて
否定ばかりしていた。