私の嘘を完成させて

「どこ行ったんだよ…」

もう外は暗くなってて
不安ばかりが募る。

気付いたら隣町の
駅まで来ていた。

夏場にこんな走って、
必死こいて…

「3キロは痩せた気がする…」

「離してって言ってんでしょ!
馴れ馴れしいのよ!!」

突然聞こえた
聞き覚えのある声。


なんか嫌な予感…。

振り返ってみると。



「お嬢ちゃん可愛いから
5万は出すよ~」

「いらないって
言ってんでしょ!」

酔っぱらったおっさんに
引っ張られてる愛。

あぁ。
やっと見つけた。

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