私の嘘を完成させて

「でも。もういいや。
もう私頑張れない。
おじさん行こう。」

「え?いいの?」

「うん」


ふざけんな。


怒りと同時に
おっさんの手を掴んだ。

「海!?」

「おっさん汚い手
離してくれる?」

「何言ってんだ!
って君も可愛いねっ
いでででっ!!!」

「離せって聞こえない?
後5秒以内に俺の
前から消えてくれる?」

力を入れておっさんを
睨み付けると
逃げるように消えて行った。




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