私の嘘を完成させて
「ごめん。愛。
俺…本当にガキだった。
あの時は周りに
からかわれるのが
嫌であんな事言った。」
近くのベンチに座って
立っている愛の手を握る。
「それに、愛は
彷徨の事が
好きだと思ってた…。
でもそれは俺の
女々しい言い訳。
ずっと傷つけてごめん」
こんな時でも俺は
女々しい。
愛がさっき俺の事が
好きだって叫んでたけど
もし振られたら
どうしよう…とか
勘違いでとかだったら
かなり恥ずかしい。