私の嘘を完成させて

「よっしゃ!今日は
飲むぞー!」

「その前に。」

栄斗の言葉を愁が
止める。

「なんだよ…」

「海。皆に言う事あるでしょ?」

「うん…。」

くるっとこっちを向いて
頭を下げる海。

「皆本当にごめんなさい。」

「まぁ上手くいったなら
いいけどな」

「俺もアイス食っちまったし…」

「よかったね。海。」

親しき中にも礼儀あり。

ちゃんとこういう所が
しっかりしているから
皆は仲良くやって
いけるんだろうな。

「じゃあ海と愛が
上手く行ったし、
今日は肉なー!」

「うっしゃー!」

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