私の嘘を完成させて

彷徨は満足したのか
また私を抱きしめて
寝息をたてる。


こっちは心臓が
おかしいわ、
全身火照るわで
眠れそうにもない…。

でも、嫌じゃない。

むしろ心地よかったし
もっとって…って!

何考えてんだ!

あー。ダメだ。

ペースを乱される…。


あ。そういえば
風戸君の事聞くの
忘れてた…。

彷徨と風戸君の間に
何があったんだろう。

もちろん考えても
分からないから
彷徨に聞こうと思ったのに・・

いいや、また明日。

そう思って私も
眠りに落ちた。

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