私の嘘を完成させて
「うん。ありがとう。」
「近い内様子見に行くから~」
来なくていいんだけど…
とは言えず…
軽い返事をして電話切る。
携帯の画面で時間を確認すると
19時…
やっぱり5時間寝てたんだ。
ボサボサになった髪を手で直して
尚人さんが用意してくれた
品を持って隣の部屋へ向かう。
めんどくさいからさっさと
挨拶済ませちゃおう。
学校は一週間後だから
とりあえずその間に
片づけをして後はゆっくりしよう。
なんて考えながら
隣の部屋のドアの前に着く。