私の嘘を完成させて


「うん。ありがとう。」

「近い内様子見に行くから~」

来なくていいんだけど…
とは言えず…
軽い返事をして電話切る。

携帯の画面で時間を確認すると
19時…

やっぱり5時間寝てたんだ。

ボサボサになった髪を手で直して
尚人さんが用意してくれた
品を持って隣の部屋へ向かう。

めんどくさいからさっさと
挨拶済ませちゃおう。

学校は一週間後だから
とりあえずその間に
片づけをして後はゆっくりしよう。

なんて考えながら
隣の部屋のドアの前に着く。


< 5 / 402 >

この作品をシェア

pagetop