私の嘘を完成させて
出会い
ピンポーン
「・・・・」
出ない…
留守?
何も反応しないインターホンを
見つめてぼーっとする。
出直す?
いやドアノブに掛けとくのって有り?
失礼か…
また明日にしよう。
諦めて部屋に戻ろうとした時
「はーい」
可愛らしい声がした。
だけどインターホンの中からじゃない。
声がするのは後ろ。
静かに振り向くとそこには
「誰ー?ここになんか用?」