私の嘘を完成させて
「お人好しなのはいいけど
いつかバカみんぞ。」
新はきっとイライラしている。
きっと彷徨も愁も
あの可愛い海も。
私が予想とは違う答えを
返したもんだから…
でも
「…ないし」
「あ?」
「お人好しじゃなし。
はっきり言って私
あの人達の事興味ないし。」
「だったら退学でいいじゃねーか」
「そんな事しても後味悪いし。
どうせ後少しで卒業だし、
もう関わる事もないでしょ。
まぁ私も適当にやり過ごすよ。」
「ったく。」
「彷徨ーどうする?」
「とりあえず…南那には
もう近寄らせるな。」
「了解ー」
愁はそう言うと
生徒会室から出ていく。
おーい。何する気ですかー…