ラフに生きて、君の強さに嫉妬する。
第1章
あったかい空間
高校に入学して、慣れない環境に違和感を覚えていたはずだったのに、
1ヶ月経てばもう、ここが私の居場所。
「アハハ、それな!」
んん?
ここが私の居場所?
ほんとにそうなのかな。
「でもさぁ……」
「それじわるわ!」
わけもわからない言葉を使われて、
必死にその言葉の意味を考える。
「駅前のケーキ屋の…」
考えてるうちに違う話題に変わっている。
ダメだな、私。
きっとこれは偽りの居場所。