ラフに生きて、君の強さに嫉妬する。




あんまり考えたことなかった。




けど、言われてみれば……







「…何?」




アオイさんのムスッとした声が聞こえてきて、ハッとする。



やばっ、見つめすぎた。




私は慌てて首を振りねんどをこねはじめた。





「…変なヤツ」





アオイさんはそう呟くと自分の作業をやりはじめた。




私は今、ねんどで立体を作っている。




部長が絵がダメなら立体をやってみるといいと教えてくれたから。




でも、いまいち何を作ろうかイメージがわかないし、パッとしない。




どうしようかなぁ…




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