ラフに生きて、君の強さに嫉妬する。
「でも、入んないと素敵な高校生活を送れないって…」
私がそう言うと、3人は口を大きく開けて、元から小さな目をさらに小さくして笑い始めた。
廊下で転げ回って、まるでサル。
パンツ丸見えだし、髪の毛ボサボサになってるし。
一体3人はどうしてしまったんだ。
「バッカじゃないの、美波〜」
「へ?」
1人の言葉にキョトンとする私。
「こんな言葉信じてんの?
部活に入ってもらうための、誘い文みたいなもんだよ」
おかしそうに、目から涙をこぼしながらそう言った友達1。
「こんなのただの部活に誘い込むためのキャッチフレーズみたいなもの。
部活に入らなかったら楽しくなくなるわけじゃないよ?」
そうだったの?
これってただの、キャッチフレーズのようなものだったの?
てっきり私、本当だと思って…
「ほんと美波って、なんでも真剣にとらえちゃうよね〜」
「バカだな〜」
バカだなって言葉が私の頭の中でチクチクと響いた。
変だな、私今、頭がいたい。