世界に幸せの旋律を。~君と私が綴る物語~
プロローグ ~見慣れた夢~
ふと気が付くと、目の前には見慣れた絵本。
その絵本の表紙に描かれた絵を眺め、またあの夢かと小さくため息をつく。
「ばぁばー、この絵本メロに読んでー!!」
メロことメロディー、まだ5つにも満たなそうな外見の私は…いや、実年齢はもう16なのだが…。
シンプルながら暖色とアンティーク調の家具でまとめられた部屋の真ん中で、暖炉の前で床に座りお気に入りの本を胸に抱きしめていた。
内巻き気味の天然パーマで茶色の髪を横で二つに結び、淡いピンクの瞳、小さなお人形の様な服をを着た少女は自分にもこんな頃があったのか?…と疑いたくなる程可愛らしい。
その絵本の表紙に描かれた絵を眺め、またあの夢かと小さくため息をつく。
「ばぁばー、この絵本メロに読んでー!!」
メロことメロディー、まだ5つにも満たなそうな外見の私は…いや、実年齢はもう16なのだが…。
シンプルながら暖色とアンティーク調の家具でまとめられた部屋の真ん中で、暖炉の前で床に座りお気に入りの本を胸に抱きしめていた。
内巻き気味の天然パーマで茶色の髪を横で二つに結び、淡いピンクの瞳、小さなお人形の様な服をを着た少女は自分にもこんな頃があったのか?…と疑いたくなる程可愛らしい。