世界に幸せの旋律を。~君と私が綴る物語~
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昔、ある小さな国では1人の黒色の魔道士と1人の白色の魔術師がおりました。
その国では、今まで魔法などありませんでしたので民は魔道士を神の様に崇めていました。
初めは皆仲良く協力しあい、民は魔道士に畑で採れた野菜を。
魔道士は困った人や病人を助け、皆で楽しく暮らしていました。
戦争や貧困なんて言葉は似合わない、笑顔に溢れた素敵な国。
ところがです。
2人の魔術師が世に広まってから数年後のある日、突然黒色の魔道士は家に閉じこもり、数ヵ月後に出てきた時には悪魔の様に変わり果ててしまいました。
綺麗だったサラサラな漆黒の髪はゴワゴワになり、目は血の様な色に変わり。整った顔は荒れ、食はギリギリで繋いでいたのでやせ細り。
民も始めは黒色の魔術師を心配しましたが、どちらかというと魔術師の変化を恐れているに近い様子でした。
所詮、魔法が使えない人間が魔術師に勝つ術などありませんから。
昔、ある小さな国では1人の黒色の魔道士と1人の白色の魔術師がおりました。
その国では、今まで魔法などありませんでしたので民は魔道士を神の様に崇めていました。
初めは皆仲良く協力しあい、民は魔道士に畑で採れた野菜を。
魔道士は困った人や病人を助け、皆で楽しく暮らしていました。
戦争や貧困なんて言葉は似合わない、笑顔に溢れた素敵な国。
ところがです。
2人の魔術師が世に広まってから数年後のある日、突然黒色の魔道士は家に閉じこもり、数ヵ月後に出てきた時には悪魔の様に変わり果ててしまいました。
綺麗だったサラサラな漆黒の髪はゴワゴワになり、目は血の様な色に変わり。整った顔は荒れ、食はギリギリで繋いでいたのでやせ細り。
民も始めは黒色の魔術師を心配しましたが、どちらかというと魔術師の変化を恐れているに近い様子でした。
所詮、魔法が使えない人間が魔術師に勝つ術などありませんから。